気になるニュースまとめ【23/9/10】

興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。

インドの消費者市場は2027年までに世界第3位に成長見込み

  • 2027年までに、インドの消費者市場は米国と中国に次ぐ世界第三位になるとBMIの報告書で予測されています。
  • 中間から高所得世帯の増加により、インドの一人当たりの世帯支出の成長は、他のアジア開発途上国(インドネシア、フィリピン、タイなど)の7.8%を上回る見込みです。
  • 継続的な都市化も消費者の支出を後押しし、企業が消費者に容易にアクセスし、彼らに対応するためにより多くの物理的な小売店を開くことができます。
  • 現在は5位のインドですが、フィッチ・ソリューションズは、実質的な世帯支出の29%の増加がインドを2つの順位を上げると予測しています。
  • 予測では、2027年までに使い果たせる収入が年率14.6%増加し、インドの世帯支出が3兆ドルを超えると見込まれています。
  • 若い人口の増加もまた、消費者支出の増加を後押しする要因となっています。
  • コミュニケーション支出も11.1%増加し、2027年までに762億ドルに達すると予測されています。
  • インドの都市化は消費者へのアクセスを容易にし、会社が消費者に対応するための小売店を増やすことが可能となることから、消費者支出も増加する見込みです。
  • 例えば、今年4月にはAppleがデリーとムンバイで2つの小売店を開店しています。同月にSamsungも、今年末までにインド全土で15のプレミアム体験店を開設することを発表しました。

インド・東南アジアは今後の世界経済成長を牽引

  • S&P Global Insightsによれば、インドの経済成長と東南アジア諸国の強い予測は、世界経済の成長を牽引する重要な要因となる。
  • 今後10年間で最も成長が早い地域はアジア太平洋地域とされる。主要な成長地域には、インド、インドネシア、フィリピン、ベトナムが含まれる。
  • 今後10年間で、インド経済の大きな拡大と東南アジアの有望な見通しが予測されている。特に、インドネシア、フィリピン、ベトナムは、世界で最も成長が早い途上国の一部となると予測されている。
  • 今年第二四半期のベトナムのGDP成長は前年比4.14%、インドネシアは5.17%、フィリピンは4.3%であった。一方、インドは7.8%の成長を遂げ、1年間で最も急速な成長を示した。
  • S&P Globalは、インドが2030年までに日本を追い越し、世界第三位の経済大国になると予測している。インドのGDPは、2022年の3.5兆ドルから2030年には7.3兆ドルに増加すると予測されている。
  • アジア太平洋地域全体の成長率は、昨年の3.3%から今年の4.2%に強化すると予測されている。
  • 今後10年間で世界のGDP増加の約55%がアジア太平洋地域から来ると予測されている。
  • 米国は引き続き世界経済の重要な推進力となり、今後10年間で世界の成長の15%を占めると予測されている。
  • 中国も引き続きこの成長ストーリーで重要な役割を果たすと予測されているが、中国の回復は予想よりも弱く、成長の勢いが減速していると指摘されている。
  • S&Pは、今年と来年の世界の成長率を2.5%と予測している。

中国は景気減速へ向かう

  • 中国の8月の輸出は前年同期比8.8%減少し、予想よりは緩やかながらも輸出入ともに月次での下落が続いている
  • 2023年の輸入は毎月前年同期比で減少、全世界の中国製品への需要が減少していることから4月以降輸出も年間で減少
  • 米国向けの輸出は前年同期比で9.5%減少、2ヶ月連続で20%以上の減少から回復
  • 米国からの輸入は前年同期比で7.9%減少し、7月よりも改善
  • 米国は単一国家基準で中国の最大の貿易相手国、一方、地域基準では東南アジア国家連合(ASEAN)が最大
  • ASEAN向けの輸出は13.3%減少し、輸入も前年同期比で6.1%減少
  • 経済拡大が底打ちしたかどうかはまだ不明で、不動産、高騰する原油価格、米ドルに対する人民元の弱含などが影響すると予想
  • 中国は世界最大の原油輸入国で、今年の最初の8ヶ月間での原油輸入量は前年比で14.7%増加
  • パンデミックからの経済回復は最近数ヶ月で差し控える傾向にあり、この主な原因は不動産市場の不振と消費者支出の低迷
  • 自動車への輸出は依然として明るいスポットだが、8月の成長ペースは緩やかに

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