気になるニュースまとめ【23/9/13】
興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。
中国の住宅販売が失速中
- 住宅販売が失速し始めている中国の主要都市では、わずか2週間前に発表された住宅ローン規制緩和策の効果が疑問視されている。
- 中国不動産大手アナリストの推計では、北京の中古住宅販売が支援策発表直後の2600戸から先週末で約1700戸と、35%減少した。
- 一方、深圳の新築住宅販売は先週前週比で3.8%増えたが、上海と広州では販売が減少し続けている。
- 中央政府が8月31日に住宅ローンの頭金要件を引き下げる計画を承認し、中国の4大都市が緩和策を打ち出した後でも、アナリストによると、市場の底上げには現行の支援策が不十分であるとの見方が示されている。
- しかし、一部の投資家と住宅オーナーはこの政策を歓迎し、追加支援策が講じられる可能性に期待を寄せている。
- 野村ホールディングスの中国担当は、政府は不動産セクターと広範な経済を刺激し、真の回復を確実なものにするために、より積極的な緩和策を導入する必要があるとの見解を示している。
過去の栄光にすがるスクエニ
- スクウェア・エニックスの株価が下落しており、その背景には長期的な業績低迷の懸念がある。
- 6月に発売した最新作「FF16」が振るわず、企業の時価総額が2500億円以上減少した。
- 過去の名作ゲームシリーズ「FF」や「ドラゴンクエスト」に依存してきた成長が限界に達し、新たなヒットシリーズを生み出せないでいる。
- 競合他社に遅れを取る一方、ゲーム開発体制に問題があると指摘する声もある。
- 開発者やアナリストは、スクウェア・エニックスの現状が業界全体に品質管理と新作企画の重要性を再確認させるきっかけになると述べている。
- スマートフォンゲームの品質管理が不十分で、サービスが短期間で終了に追い込まれているという不満の声もある。
- 今年6月に社長に就任した桐生隆司氏は大型ゲーム開発に注力する方針を示したが、その方針は必ずしも投資家からの理解を得られていない。
- 投資家の一部は、スクエニの体制構築や品質管理に対して懸念を示している。
- これまでに依存してきた「FF」や「ドラゴンクエスト」等の過去作に頼ることが刻々と難しくなりつつあり、新たな人気作を生み出せるかが成長の分かれ道だという考えがある。
バンナムの『ブループロトコル』のモバイル版は中国テンセントに?
- バンダイナムコのオンラインゲーム「ブループロトコル」のモバイル版の開発・配信権を、中国のテンセント・ホールディングスが取得した。
- テンセントは世界最大のゲーム会社で、プロジェクトには新たな開発チームを結成している。
- これまでにもテンセントは、「コール オブ デューティ」や「プレイヤーアンノウンズバトルグラウンド」のモバイル版を開発した実績がある。
- 「ブループロトコル」のPC版は今年6月に日本でサービスを開始し、モバイル版の発表日はまだ不明で、開発には1年以上かかる可能性がある。
- バンダイナムコとテンセントの担当者は、コメントを控えている。
中韓と比べて、日本のゲーム開発の競争力の低迷がいよいよ目に見える形で出てきた気がする。