気になるニュースまとめ【23/9/14】
興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。
依然としてインフレ傾向高く、FRBは利上げの可能性を残す
- 8月の米消費者物価指数(CPI)統計は一部期待を上回り、米金融当局は11月又は12月に利上げする可能性がある。
- CPI統計では、食品とエネルギーを除いたコア指数が前月比0.3%上昇し、6ヵ月ぶりに上昇に転じた。
- FRB議長は、インフレ率が依然として高く引き締め必要性が続くこと、更に利上げ可能性も示されているとした。
- 一方で、投資家は今後の利上げに対して確信を持てておらず、11月会合の利上げ予想確率は50%以下。
- ブルームバーグの算出では、住宅とエネルギーを除いたサービス価格は前月比0.4%上昇。この「スーパーコア指数」は労働市場の影響を著しく受ける重要指標。
- パウエルFRB議長ら金融政策当局者はデータに基づく慎重な判断を強調し、利上げサイクルの終了とさらなる利上げが必要かどうかを判断予定。
ARM IPO時の企業価値は540億ドル以上に設定
- ARMが公開初値を1株51ドルに設定し、企業の価値を540億ドル以上とした。(Autodesk に近いくらい)
- 公開後、ソフトバンクはArmの約90%を所有する予定である。
- Armの主要な顧客であるApple、Google、Nvidia、Samsung、AMD、Intel、TSMCなどは株式を購入すると発言している。
- Armは米国ナスダックで少なくとも9550万株のアメリカ預託株式を上場予定で、現在の所有者であるソフトバンクが株式の約90%を所有する。
- 公開価格はArmの予想価格範囲47ドルから51ドルの上限である。
- 2023年度のArmの純利益は524百万ドルで、前年度から22%減少した。
- AIブームの波に乗り、Armはほぼ2年間の停滞期間の後、テクノロジーIPO市場に参入しようとしている。これが今年最大のテクノロジー分野の上場となる予定である。
- Armの技術は全世界のモバイルプロセッサの99%で使用されている。
- Armは、スマートフォン用チップで広く使用されるようになったときに発展した。Armの命令セット(instruction set)は、IntelとAMDによるPCおよびサーバー用のチップで使用されるx86アーキテクチャよりも電力を少なく消費する。
- Armは自社のチップデザイン全体を他のチップメーカーにライセンス供与し、それを彼らのチップでのCPUコアとして使用できるようにしている。Amazonは一部のサーバーチップでArmのCPUデザインを使用している。
- Armの役員は、スマートフォンだけでなく、データセンターやAIアプリケーション向けのより多くのチップを設計したいと述べ、2025年までにチップデザインの総市場が約2500億ドルに達すると予想している。