気になるニュースまとめ【23/11/27】

興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。

米国の Black Friday セールは全体的に好調で終了

  • アメリカのブラックフライデーのオンライン販売額が前年比7.5%増の98億ドルに達し、記録を更新。
  • 消費者は大幅な割引を活用し、オンラインでの価格比較が容易になったことが販売増に寄与。
  • ブラックフライデーの主な売れ筋は電子機器やおもちゃ、ゲームで、家庭用修理ツールは売れ行きが低迷。
  • Adobe Analyticsによると、モバイルショッピングからの売上が53億ドルに達し、インフルエンサーやSNS広告が影響。
  • サイバーマンデー後、販売は減速する見込みで、割引の減少が購買行動に大きく影響すると予測されている。

台湾の総統選挙の動向

  • 台湾の次期大統領選挙は、民主進歩党、台湾民衆党、中国国民党の3党による争いとなっている。
  • 台湾の民主進歩党は現職であり、対抗馬は台湾民衆党と中国国民党。Foxconnの創設者である郭台銘は最終候補登録直前に撤退した。
  • 中国の台湾事務弁公室は、今回の選挙を「平和と戦争、繁栄と衰退」の選択と位置づけている。
  • 中国は台湾海峡での軍事活動を強化し、台湾に対する主権を主張している中での選挙となる。
  • 台湾大統領選の結果は、米中関係やアジア太平洋地域の安全保障に影響を与える可能性がある。

トヨタ自動車は円安の恩恵で更なる増益の余地あり?

  • トヨタ自動車は、2024年3月期の市場予想と会社計画の乖離額が最大であり、上振れの余地があることが明らかになった。
  • 市場予想が会社計画を上回るトップ10社では、トヨタの乖離額が2610億円で最大。その他の自動車メーカーも円安の恩恵を受けている。
  • 一方で、市場予想が会社計画を下回る企業の中にはオリンパスやパナソニックが含まれている。
  • トヨタは通期計画を引き上げ、純利益を3兆9500億円と見込んでいるが、アナリストの予想平均はそれを上回る。
  • 米中経済の減速により、企業計画が低く設定されているが、第3四半期に業績が変調する可能性もあるとの見方が示されている。

ウクライナ戦争への関心低下に伴い、支援が不十分になっているとの訴え

  • ウクライナのゼレンスキー大統領はNATO本部を訪問し、軍事支援を維持することが目的だったが、中東紛争の注目により支援国の関心が低下している。
  • ウクライナの支援国で構成される「ラムシュタイン・グループ」の国防担当相が会談を行ったが、兵器供給の遅れや金融支援の滞りが問題となっている。
  • ウクライナは弾薬不足と人手の問題に直面しており、戦況は厳しさを増している。米国と欧州はウクライナへの支援継続に疑問を抱いている。
  • ゼレンスキー大統領は和平交渉を検討していないが、ウクライナ市民の中には平和のためロシアへの領土割譲を受け入れる考えが増えている。
  • ロシアは消耗戦を続けるか、春に大規模な攻勢を仕掛けるかの選択肢を持っているが、ウクライナは同盟国の完全な理解を得られていないと不満を持っている。

新興国株式市場は今後は逆風の予想?

  • 新興国市場の株式と通貨は11月に大幅な上昇を見せているが、今後は逆風が予想される。米連邦準備制度のタカ派姿勢の強まりや、台湾やインドを含む主要市場での選挙などが挙げられる。
  • アルゼンチンとチリでは政治情勢が変化し、経済に大きな影響を及ぼす恐れがある。アルゼンチンでは新大統領が経済政策を大きく変える可能性があり、チリでは国民投票を受けて暴動が起きるリスクもある。
  • 新興国株の指標、MSCI新興市場指数は11月に7.1%上昇し、MSCI新興国通貨指標も2.3%高となっている。これは米金融当局の引き締めサイクル終了に近づいているとの楽観的見方や、バイデン大統領と習近平国家主席の会談が背景にある。
  • しかし、米金融当局のムード転換が主な脅威とされ、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)での金利予測分布図の修正に注目が集まっている。
  • 来年1月の台湾総統選やインドネシア、エジプト、インドでの選挙が新興国市場に影響を与える可能性があり、ポピュリスト的な支出の公約が各国の財政を圧迫する恐れがある。

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