気になるニュースまとめ【23/12/6】
興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。
Apple の時価総額が3兆ドルに到達
- アップルの時価総額が約3兆ドルに達し、株価は火曜日に2%上昇しました。
- このマイルストーンは、アップルの耐久性を示し、同社が株式の総数を減少させる一方で健全性を保っています。
- アップルの株価は今年に入って48%以上上昇し、米国で最も価値のある上場企業の地位を維持しています。
- 投資家は、世界的に人気のある製品と強力な株主還元プログラムを持つアップルを堅固な企業と見ています。
- アップルは、2023年度の総収益が3832億2900万ドルで、前年比約3%減少したと報告しており、来年にはVision Proバーチャルリアリティヘッドセットを発表する予定です。
欧州ECBが利下げの兆候
- 欧州中央銀行(ECB)が2024年第1四半期に金融緩和サイクルを開始する可能性が高まっており、市場ではその確率が約90%と見積もられています。
- ECBのタカ派理事であるシュナーベル氏は、インフレ率の鈍化が顕著であり、追加利上げの可能性が低いと述べています。
- ECBが利下げを行うと、主要政策金利は計1.5ポイント引き下げられ、2.5%になる見込みです。
- ブラックロックやゴールドマン・サックスなどのストラテジストは、世界的な中央銀行の利下げ期待が行き過ぎていると警告しています。
- 米国の連邦準備制度理事会(FRB)や英国のイングランド銀行も利下げを予定しており、オーストラリアとニュージーランドの中央銀行も利下げに踏み切る可能性が高まっています。
米国の労働市場は徐々に冷え込みへ
- 米国労働省のデータによると、米国の労働市場が冷却し、経済がソフトランディングに近づいていると、経済学者は述べています。
- ソフトランディングとは、連邦準備制度がインフレを抑制しつつも、景気後退を回避することを意味します。
- 10月の求人数は61万7000件減少し、870万件となり、2021年3月以来の最低水準です。
- 労働市場が冷却しているにもかかわらず、解雇率は低いままであり、労働者は比較的良好な職業の安全性と見通しを享受しています。
- しかし、労働者は2021年と2022年に比べて交渉力を失っており、大幅な賃上げや雇用契約の署名ボーナスは以前ほど一般的ではありません。
中国の若年層による低価格指向
- 中国の若者たちは経済的な困難の中で、ショッピングモールの地下フロアでの買い物や食事を好む傾向にあります。「B1B2」経済と呼ばれるこのトレンドは、ソーシャルメディアで話題になっています。
- 地下フロア(B1、B2)は通常、低コストの贈り物やお土産店、アパレルアウトレット、スーパーマーケット、MinisoやLuckin Coffeeのような比較的手頃な消費者製品店が入っています。
- 中国の経済はCovidからの回復が鈍く、ムーディーズは中国の信用見通しを「ネガティブ」に引き下げました。消費の低迷が「B1B2」トレンドを加速させています。
- 2022年の平均月収は5,990元(約845ドル)で、新卒者の約6.9%が月収10,000元(約1,411ドル)以上を稼いでいます。
- 中国の若者たちは、経済の不透明感やCovid、高齢化人口の問題による圧力を感じており、より安価なオンラインショッピングに頼る傾向が強まっています。
米国の住宅市場の冷え込みが個人消費へ波及
- 米国の住宅販売の落ち込みが個人消費に影響を与え、特に家具や家電製品などの支出が12%近く減少しています。
- 住宅市場の減速は、高価な家具への出費を消費者がためらう原因となり、家具・家庭用品小売業者の売上げに影響を及ぼしています。
- 住宅ローン金利の上昇と住宅価格の高騰により、住宅販売は減少し、住宅市場が正常な状態に戻るのには数年を要する可能性があります。
- 住宅購入後の2年間で関連商品や改修に平均8,000ドルを追加で支出する世帯が減ることで、小売業者にとって厳しい状況が生じています。
- 低金利で住宅ローンを組んだ家庭が住み替えをためらう「ロックイン」現象も、住宅市場と経済全体に影響を与える要因となっています。