気になるニュースまとめ【24/03/05】
興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。
中国のGDP成長率の目標値
- 中国は2024年のGDP成長率を「約5%」と目標設定し、主要な国家プロジェクトを資金調達するために1兆元の「超長期」特別国債を発行する予定です。
- 政府は、都市部の失業率を約5.5%に維持し、1200万の新しい都市部の仕事を創出し、消費者物価指数の上昇を約3%に保つことを目指しています。
- 年間の赤字対GDP比率は3%に設定されており、前年の3.8%から減少しました。
- 「超長期」特別債と地方政府向けの3.9兆元の特定目的債の発行は、国家インフラと戦略計画を強化するための積極的な財政政策の一環です。
- 不動産セクターや地方政府の債務など、内外の課題に直面しながらも、中国は高品質の発展と安全性を強調し、金融リスクを解消し社会的安定を保証する措置を講じています。
Apple の新型 MacBook Air
- Appleは、最新のM3チップを搭載した新しい13インチおよび15インチのMacBook Airラップトップを発表し、パフォーマンスと機能性を向上させました。
- 新モデルは、より鮮明な1080pのウェブカメラ、より高速なWi-Fiネットワークへの対応、最大18時間のバッテリー寿命を提供し、13インチモデルの価格は$1,099から、15インチモデルは$1,299から始まります。
- M3チップは、以前のバージョンでサポートされていた単一のディスプレイからステップアップし、最大2つの外部ディスプレイを接続する機能を導入しました。
- Appleは、新しいMacBook Airにおける人工知能の役割を強調し、「世界最高の消費者向けAIラップトップ」としてブランド化し、AI技術スペースでの競争を強調しています。
- この発表は、財務第1四半期に1%未満の成長を示したMacの販売を促進するAppleの広範な戦略の一部であり、人工知能への大規模な投資を強調し、さらにAI関連の発表が今後もあることを示唆しています。
アメリカン航空の収益構造
- アメリカン航空は、2024年の収益の80%がロイヤルティプログラムのメンバーおよび最低運賃よりも高いチケットを購入する顧客から生じると予測しており、これは2017年の70%からの増加を示しています。
- 高額な旅行者を引き付けるための取り組みの一環として、同社は古い航空機のファーストクラス座席の拡大を含むプレミアムオファリングへの投資を行っています。
- ボーイング、エアバス、エンブラエルからの260機の新型機の注文を含む大規模な艦隊更新計画にもかかわらず、アメリカン航空は2024年の第1四半期または全年度の利益や収益の予測を提供していません。
- アメリカンは、ロイヤルティプログラムからの収益を向上させるために、シティとバークレイズとのクレジットカード契約の再交渉を行っており、アクティブアカウントごとの支出の増加と新規獲得の成長を強調しています。
- 発表日に同社の株価は5%以上下落しましたが、アナリストは2024年の1株あたりの利益を2.56ドル、総収益を549.7億ドルと予測しています。
東京のCPIは日銀目標を超える 2.5%
- 2月の東京都区部の生鮮食品を除くコア消費者物価指数(CPI)は前年比で2.5%上昇し、日本銀行の目標とする2%を2ヶ月ぶりに超えた。これは政府の電気・ガス代軽減策の影響が薄れたためである。
- コアCPIの上昇率は前月の1.8%から拡大し、市場予想に一致した。1月は1年8ヶ月ぶりに2%を下回ったが、今月は昨年2月に反映された政府の電気・ガス価格安定化策の効果が消えたためである。
- 日銀の金融政策正常化に対する市場の期待は変わらず、3月か4月にマイナス金利の解除が行われるとの憶測が広がっている。
- 第一生命経済研究所の新家義貴シニアエグゼクティブエコノミストは、この上昇は政府の制度要因の影響が抜けたためとし、物価の上流のコスト上昇からくる圧力は弱まっていると指摘した。
- 植田総裁は、2%の物価目標の持続的・安定的な実現が見通せる状況にはまだ至っていないと述べ、春闘の動向が賃金と物価の好循環を確認する上で重要なポイントであると指摘した。