気になるニュースまとめ【24/03/11】
興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。
日本のGDPは個人消費の弱さが目立つ
- 日本のGDPは第4四半期に前年比0.4%成長し、先月0.4%の収縮を示した初期データに反して、技術的な不況を回避した。
- 四半期ごとに見ると、日本のGDPは第4四半期に前の3か月と比べて0.1%拡大し、先に推定された0.1%の収縮から改訂された。
- 上方修正は主に強固な設備投資によるものであったが、個人消費は弱く、3四半期連続で落ち込んだ。
- 日本銀行が近いうちに利率を正常化するとの期待が高まっている、特に今年の春の賃金交渉で強い賃金の上昇が観察されたため。
- 設備投資は四半期ごとに2%跳ね上がったが、高インフレが国内需要と個人消費に影響を及ぼし、経済の脆弱性を浮き彫りにした。
豪州ワインに対する中国の関税動向
- 中国大使のXiao Qianは、オーストラリア産ワインに対する関税の見直しが順調に進んでいると述べたが、オーストラリア政府がこの月内に解決されると主張したことを確認するまでには至らなかった。
- オーストラリアの貿易大臣は、中国が長年にわたるワイン関税の見直しを3月末までに完了すると楽観的に表明した。
- 2020年にオーストラリアのコロナウイルス起源調査の要求などの理由で関係が悪化した中、北京がオーストラリアの主要な輸出産業に対して関税を課したことが関係に影を落とした。
- オーストラリアは、中国が関税を撤廃した後、世界貿易機関(WTO)による争いを中断したが、オーストラリアワインに対する最大218%の関税の問題は未解決のままである。
- トレジャリー・ワイン・エステーツのCEO、ティム・フォードは、同社が中国市場に再参入する準備ができていると述べ、顧客との関係を維持し、関税の影響でオーストラリアに蓄積された大量のワイン在庫について言及した。
英GBPがUSD に対して上昇中
- 英国経済の予想を上回る底堅さと、高金利が多くの主要国・地域よりも長く続くとの見通しの中、英ポンドは今年、世界の9割以上の通貨をアウトパフォームしている。
- ブルームバーグが調査する140以上の世界の為替レートによると、今年ポンドを上回るパフォーマンスを示しているのはケニア、ザンビア、スリランカを含む11通貨のみである。
- 英経済の回復力と、米連邦準備制度や欧州中央銀行(ECB)などに比べて長期間現行金利を維持する可能性がポンドのパフォーマンスの背景にあると分析されている。
- 連邦準備制度とECBは6月に緩和が見込まれるが、イングランド銀行は8月に利下げを開始すると市場関係者は予想している。
- バンク・オブ・アメリカのG10為替戦略責任者は、景気回復とインフレ率の低下がポンドを支えると語り、年末までに1ポンド=1.37ドルまで上昇すると予想している。