気になるニュースまとめ【24/03/21】

興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。

金価格が最高値

  • 金価格が新たな最高値を記録し、2024年後半には米連邦準備制度理事会の利下げ予想と中央銀行の継続的な購入により、2,300ドル/オンスまで上昇する可能性があると予測されています。
  • 安全資産としての地位や、他の資産クラスのパフォーマンスが低迷する中での投資家による多様化の動きが、金への需要を牽引しています。
  • 中国やポーランドなどの国々の中央銀行は、高い利息率や強いドルにもかかわらず、金の価格を支える大きな購入者となっています。
  • 特に中国とインドでは、小売需要が強く、消費者はジュエリーやバー、コインの購入により、金への需要を持続させています。2023年には、中国が世界最大の金ジュエリー購入国となりました。
  • ロシア・ウクライナ戦争のような地政学的不安定さや、トルコのインフレや通貨価値の低下などの経済的要因も、金への関心を高める役割を果たしています。

シンガポールとマレーシア間が条件付きでパスポート不要に

  • シンガポールとマレーシア間の車での旅行者向けにパスポート不要の旅行を導入、2つのチェックポイントでパスポートの代わりに自己生成QRコードを使用可能に。
  • この新システムは入国審査時間を30%以上削減すると予想され、WoodlandsとTuasのチェックポイントを利用する旅行者に適用されますが、初めて訪れる人や前回と異なるパスポートを使用する人は対象外です。
  • MyICAモバイルアプリを通じて、シンガポール居住者と外国人旅行者はこれらのQRコードを生成でき、同じ車で旅行する最大10人のグループコードも可能です。
  • 実施は、ジョホールバルとシンガポールのウッドランズを結ぶ世界でも最も忙しい国際国境の一つで、セキュリティを損なうことなく入国審査を迅速化することを目指しています。
  • この動きは、より多くの旅行者を管理し、高齢化する労働力の中で効率を向上させるために、国境管理とセキュリティ手続きを近代化する広範な取り組みの一環です。チャンギ空港ではバイオメトリック処理に基づく「パスポート不要」の入国審査が試験運用中です。

日本の(一応の)緩和終了の決断

  • 植田和男日本銀行総裁は2007年以来の初の利上げを発表し、マイナス金利の時代およびイールドカーブコントロール政策を終了させ、日本の金融政策における重要な転換点を迎えました。
  • 経済学者であり、日銀141年の歴史で初の学者出身総裁である72歳の植田氏は、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)前議長と共通する経済学とMITでの教育背景を持ち、その決断力が称賛されました。
  • 世界で最後のマイナス金利を終了する日銀の動きは、多くの市場関係者にとって予期せぬものであり、植田氏からこれほど迅速な行動が見られるとは思われていませんでした。
  • 利上げ決定は、日本が長期にわたるデフレを脱却し、伝統的な金融政策に回帰する中で、投資家にさらなる変化への備えを促しています。
  • 日本の金融政策には今後も課題が山積しており、将来の利上げのタイミングや前任者が積み上げた大量の資産の扱いに焦点が移りつつあります。

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