気になるニュースまとめ【24/04/18】
興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。
インドネシアへApple 工場新設検討
- アップルのCEOであるティム・クックは、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領との会議の後、同国での製造活動の検討を発表しました。
- この検討は、Covid-19パンデミックがアップルのサプライチェーンの脆弱性を浮き彫りにした後、中国以外での製造基盤を多様化するアップルの継続的な戦略の一環です。
- ベトナムはこの多様化から大きな恩恵を受け、MacBook、iPad、Apple Watchなどを生産するアップルの主要な製造拠点として台頭しました。
- 製造拡大の取り組みには、インドでの生産能力の拡大も含まれており、現在ではiPhoneの約14%を製造しています。これは前年から倍増しています。
- 多様化戦略は、パンデミック中の生産の中断に対するアップルの対応と、製造フットプリントを広げることによる将来のリスクの軽減を目指しています。
ASMLの業績に釣られて市場下落
- 半導体製造装置のリーディングカンパニーであるASMLは、予想以上に大幅な予約減少を報告し、これが半導体株の大幅な下落を引き起こしました。
- 同社は第1四半期に予約が前期比で61%減少したと発表し、市場の予測を超える下落が明らかになりました。
- AMD、Nvidia、Intel、Qualcomm、Armなどの主要なチップ企業が株価の顕著な低下を経験し、Armは約12%の最大の下落を記録しました。
- ASMLの業績は重要であり、最先端のチップを生産するために必要な装置を供給しており、主要な顧客にはTSMC、Samsung、Intelなどの大手ファウンドリが含まれています。
- ASMLの予約の全体的な減少は、業界全体の課題を反映していますが、同社は年後半に注文の増加とCHIPS法などの政府補助金の恩恵により業績が強化されると予測しています。
FRBによる利下げの示唆は時期が早すぎた?
- 2024年、米国のインフレ率は2%に向けての減速が期待されていたにも関わらず、根強く残り続けており、米金融当局は過去20数年で最も高かった政策金利を着実に引き下げる計画でした。
- FRBのジェローム・パウエル議長は昨年12月に利下げの可能性を示唆し、市場の楽観論に火をつけ、経済活動を促進させたことが、持続するインフレに一因とされています。
- 住宅不足や商品価格及び自動車保険料の上昇もインフレの一因として挙げられています。
- 経済学者やトレーダーは、年内の利下げは1回から2回にとどまると予済み、年初には6回の利下げが予測されていた。
- FRBはインフレが全般的に減速傾向にあると主張していますが、この傾向に確信が持てるまで借入コストは下がらないと強調し、インフレ管理の継続的な課題を浮き彫りにしています。
外国人が高級品を買うのに最適な国、日本
- 中国の富裕層は、円安を利用してルイ・ヴィトンなどの高価な商品を割安に購入し、日本での高級品需要をけん引しています。
- 世界最大の高級品グループであるLVMHは、第1四半期に中国人顧客からの需要が10%増加し、主に海外での購入が増加していることを報告しました。
- LVMHの日本での売上高は第1四半期に約30%増加しましたが、他のアジア地域では6%減少しました。
- 高級品アナリストは、円安が日本での高級品消費を押し上げる重要な要因であり、中国人にとって香港やマカオと並んで依然として好まれる買い物目的地であると指摘しています。
- 今年の高級品市場は5〜6%の拡大が見込まれており、現在、中国人消費者は世界の高級品消費の約23%を占めていますが、これは新型コロナウイルス禍以前の33%から減少しています。