気になるニュースまとめ【24/04/26】

興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。

米国の1Q GDP成長率は予想を下回る1.6%

  • 2024年第1四半期のアメリカGDP成長率は予想を下回る1.6%で、2.4%の成長が見込まれていた。
  • 消費支出は前四半期の3.3%から下がり、2.5%にとどまり、予想の3%も下回った。
  • 個人消費支出価格指数が年率3.4%で上昇し、1年で最大の増加を記録し、インフレ懸念が強まった。
  • この報告を受けて市場は反応し、株価指数先物は大きく下落し、国債利回りは上昇した。
  • 今後の四半期で経済成長がさらに減速し、持続する高インフレが消費支出と貯蓄率に影響を与えると報告されている。

Alphabet の業績は堅調

  • Googleの親会社であるAlphabetは、2022年初旬以来最速の15%の収益増加を報告し、広告事業とAI投資に対する懸念を和らげた。
  • YouTubeからの広告売上が20%増加し、ChatGPTのような新しいAI技術からの競争を懸念する中で予想を上回った。
  • Alphabetの株価は市場取引後に12%上昇し、市場資本金が2兆ドルを超えた。
  • Google Cloudの収益は28%増の95.7億ドルに達し、営業利益は9億ドルに四倍以上増加し、AI投資の収益化に成功していることを示している。
  • Alphabetは四半期ごとの配当として1株あたり20セント、株式の追加買い戻しとして700億ドルの計画を発表し、財政健全性と今後の成長見込みに自信を示している。

Microsoft の3Q業績も堅調

  • マイクロソフトの第三四半期の業績は、前年比17%増の収益61.86億ドルと純利益が21.94億ドルに上昇し、ウォールストリートの予想を上回った。
  • Azureクラウドサービスの収益は31%増加し、AIサービスの採用拡大と需要の増加によるもの。
  • マイクロソフトは第四四半期に64億ドルの収益を予測しており、期待された64.5億ドルをわずかに下回るが、運用利益率はコンセンサスを上回る見込みである。
  • GitHub CopilotやMicrosoft 365 CopilotなどのAIイニシアティブが、さまざまなビジネスセグメントでの強力なパフォーマンスに貢献した。
  • 拡大した取引でマイクロソフトの株価は5%上昇し、堅調な業績と有望なAI主導の成長軌道を反映して投資家からの評価を受けた。

日銀の政策金利は据え置き

  • 日本銀行は、最近の金融政策会合を受けて、政策金利を0%-0.1%で変更なしに維持した。
  • この決定は、政策金利の変更がないと予測していた経済学者の予測と一致している。
  • 東京の4月のインフレ率は1.6%で、ロイターの予想2.2%を下回り、BoJの安定的な政策アプローチに影響を与えた。
  • 日本銀行は、3月の決定から予定されていた債券購入を継続するとも確認した。
  • 日本銀行が先月、マイナス金利政策を終了し、イールドカーブコントロール政策を廃止する決定を受けて、日本円は弱含み、米ドルに対して155の大台を突破した。

日本の首都圏インフレは緩和傾向か

  • 4月の東京都区部のコアCPI(生鮮食品を除く)は前年比で1.6%の上昇にとどまり、市場予想の2.2%を下回った。これは、食料品の価格上昇の鈍化や高校授業料の実質無償化が影響したためである。
  • 高校授業料の無償化政策が4月から施行されたことにより、コアCPIはさらに0.51ポイント押し下げられた。
  • この落ち込みは一時的な要因によるものと見られており、日本銀行は当面の金融政策の変更は見込まれない。
  • 為替市場では、円が少し売られる動きがあり、現在は1ドル=155円60銭で推移している。
  • 経済学者はこのインフレの減速を一時的なものと見ており、近期における日銀の利上げの可能性は低いが、為替要因が早ければ7月に政策変更の理由になるかもしれないと見ている。

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