【まとめ&感想】投資の大原則

今回は、個人が投資を通じて資産形成を行う上ではこつこつ貯蓄してインデックス投資が有効である、とう事を簡潔かつ明快に説明してまとめられた『投資の大原則』を紹介します。

本書は、投資に関して書かれた本の古典的名著と言われている『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者バートン・マルキール氏と、『敗者のゲーム』の著者チャールズ・エリス氏による共同著書となっています。

『ウォール街のランダム・ウォーカー』と『敗者のゲーム』はどちらも個人投資家が株式投資に向き合う上での考え方について深く書かれた良本なのですが、『敗者のゲーム』は 270頁、『ウォール街のランダム・ウォーカー』にいたっては 570頁もあるうえ、結構専門的な事まで突っ込んで書かれているため多くの人にとっては中々難解でとっつきにくい本でした😅

しかし、その2冊で共通して述べられている大筋の内容として「大多数の人にとって、個人向けの資産形成にはインデックス投資が最適」というものがあります。

そのエッセンスだけを凝縮し、文章も簡潔にして150頁くらいにコンパクトにまとめたのが今回紹介する『投資の大原則』となります。

長期投資で成功するためのカギ

長期的に投資で成功するために大事な事は、以下の4つに集約されます。

①若い内から定期的にこつこつ貯蓄
②米国株式、米国以外の株式、債券等に分散投資
③ドル・コスト平均法でインデックス投資
④定期的なリバランス

長期投資を実践していく上では、投資家にとっては予想もしなかったことは今後も起こり続け、市場はその度に上下を繰り返していくと思われます。

その際、注目を浴びている個別銘柄や圧倒的なパフォーマンスを出すETF等を追いかけ続けるスタイルは、過去そうだったように、いずれ大きな損失を追うリスクが高い投資法となります。

そうならないためには、相場変動にとらわれないように上に示した内容に基づき、ドル・コスト平均法で手数料の安いインデックス投資を続けていくことが肝要なのですね。

感想

以上、自分のメモ代わりに本の一番大事な部分を書いてみました。

私は『ウォール街のランダム・ウォーカー』も『敗者のゲーム』も両方読んだことがあるので、本書は内容のおさらいという感じでサクッと読めてしまいました。(正直ちょっと物足りない感じはしました😅)

しかし、上記2冊を読んだことが無い人、読んだけど難解で良くわからなかった人、とにかく簡単にエッセンス部分だけ知りたい人へは、個人の長期投資において必要な要素が凝縮して書かれているので一読の価値ありです☺️

それでは、また~👋

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