会社に縛られないお金を作る【会社の言いなりにならないために】

今回は、会社に人生を縛られずに自由な精神で生きるためのお金を作ろう、というテーマについて書いてみたいと思います。

会社員は安定…だったのは過去の話

私は地方で会社員として働いていますが、会社員としての仕事を選んだのは当時の私には単にそれ以外の選択肢がある、という発想すら無かったためとなります。

世の中には起業したり、自営業の親の仕事を受け継いだりといった人たちもいる一方で、私の場合はそんな感じでおよそ自動的に会社員という職業選択を行ったのでした。

私の場合は幸いにも、入社して働きだしてから現在まで我慢できない程辛い状況に置かれたりする事も無く、また雇用に関しても、自分の親世代と同じように手厚く保護されている会社員としての身分に甘え続ける事ができると、無意識に思っていました。

親世代とは異なる社会環境

そんな感じで特に波風立てない平穏な会社員生活を送ってはいるのですが、そんな事とはお構いなしに世の中は日々変わっていっています。

日本はかつて、昭和の高度成長期の時代は経済規模が右肩上がりで、入社した場所で懸命に働き続けていれば年齢と共に給与も増え、また現役時代にそれほど貯蓄に頑張らなくても、老後には手厚い年金制度と社会保障を受ける事ができるため生活には困らないという、世界的に見ても極めて恵まれた環境にありました。

しかし良い事というのは長くは続かないのが人の世の常。

高度経済成長からのバブル経済でこの世の春を迎えた日本社会は、平成に入ってすぐ1990年代のバブル崩壊と同時に急速に熱が冷め、その後30年続く“無"成長時代に入ってしまいました。

(上記は実質GDP成長率の推移。中国の成長に目を奪われがちですが、よく見ると日本と似たような立ち位置のドイツと同じように、日本は1995年当時から0%付近を低空飛行しています😅)

終身雇用の終わりへ?

以前のように経済成長が目覚ましい時代ならば良かったのですが、社会全体が経済成長しないという事は、企業が業績を上げる環境がより厳しいものになってくる事を意味しています😥

そして、2019年には経団連会長や、日本が誇る超大企業トヨタの社長からも「終身雇用は今後難しい」という発言も出てくるようになりました。

また、コロナですっかり忘れ去られてしまった感がありますが、2019年は比較的良好な業績を出した企業であっても、将来更に厳しくなる生き残り競争に向けて45歳以上を対象に早期退職者を募集し、リストラの人員数が6年ぶりに1万人を超えるような事態となっていました。

今はコロナ禍で雇用を守るための補助金が出るため、業績が悪い企業であっても政府のドーピングによって表だった雇用調整は行われていません。

しかし、アフターコロナの時代へ推移すれば今後はますます成果主義・実力主義の時代へ移行するものと思われます。

会社のためにがむしゃらに働く事への見返りは…

かつては、高い経済成長の時代背景があり、頑張って働けばそれだけ給与アップという形で見返りを得て、さらには定年までその高い給与が保証されるという環境にありました。

しかし、今後はひとつの会社という"箱"の中だけでがむしゃらに頑張っても、給与アップという金銭な見返りが得られる望みは薄く、それにも関わらずただただ仕事の忙しさの中で毎日疲弊していくだけ、という未来になる事が容易に想像できます。

(もし自分の上司が仕事で疲弊しているように見えたら、それは高い確率で将来の自分に起こることでもあります😥)

会社の言いなりにならないために

では、そのような「雇用が不確実な時代」を生き抜くためにはどうしていけば良いのでしょうか?

私は以下の3点が重要になると考えています。

  • 自分の人生を守れるお金を貯める
  • 残業は行わず、別の事に打ち込む時間を作る
  • 作った時間でスキルアップや副業を行う

自分の人生を守れるお金を貯める

まず最初の目標として、自分の人生を最低限守れるお金を貯める必要がある💰と考えます。

見返りが無いのに会社にしがみつき、時には理不尽な会社の要求にも応じなければいけないのは、自分の生活費が会社の給与に大きく依存してしまっているからです。

自分の首根っこを他人に握られているという状態では、およそ自由な精神で生きるという事も難しく、最悪の場合で心身の健康を崩してしまい人生を台無しにしてしまいかねません。

そのため、まずは自身の生活費を把握して、もし会社から解雇されるような未来になっても生活が破綻する事なく次の仕事が見つかるまでの貯蓄を貯めておく事が重要と考えます。

そしていったん「何があっても当面は生活が破綻しない貯蓄」さえ出来てしまえば、精神にも余裕が生まれるため理不尽な会社の要求に対してもはっきり NO を言う事ができるようになります。

どの程度の貯蓄があれば精神に余裕が生まれるかは人それぞれだと思いますが、私の場合は最低1年分の生活費に相当する貯蓄があれば、気持ち的に楽になります。

残業は行わず、別の事に打ち込む時間を作る

「自分の人生を守れるお金」が貯まったら、次は毎日残業をするのはやめて、別の事に打ち込む時間⏱を作りましょう。

多くの会社員は1日8時間、1日の3分の1もの時間を会社のために働くことを強いられています。(最近はフレックスタイム制を導入している企業も増えていますが、多くの企業が導入するのはまだ時間が掛かると思います。)

そこから更に通勤時間として毎日1~2時間ほど時間を奪われてしまったら、自分のために使える時間というのは微々たる程しか残されていません。

そこで、残業はなるべくやらなくてもすむように仕事を終わらせて、毎日30分でも良いので自分の今後のために使える時間をなんとしてでも作るようにします。

作った時間でスキルアップや副業を行う

その空いた時間を使って、少しずつで全然良いので本業に関係するスキルアップの勉強📚や副業をしてみましょう。

これから専門知識を持つ人材の価値はますます高くなっていく傾向にあると考えられているため、本業に必要な専門知識を深めていくのも良いですし、反対に専門外の知識を学んでスキルの掛け算をしていくと、人材としての価値を高めることができるようになります。

また、給与以外の収益を作るという目的で副業をしてみても良いと思います。

100円稼げるようになるだけでも、何にもない状態から比べると大きな一歩です。(私の場合は、会社の看板無しに、全て自力で初めて収益を得た際は想像以上の喜びがありました。)

おわり

今回は趣向を変えて何だか壮大なテーマで書いてみましたが、これからの時代に雇用環境が大きく変容していくのは避けられない流れだと思います。

私は基本的に慎重すぎるくらい慎重な行動をするタイプで、別に投資で一発当ててリタイヤしてやろうとは思っておりません。

毎日少しづつ、しかし着実に豊かで自由な人生にしていけたらいいですね😌

それでは、また~👋

スポンサーリンク