気になるニュースまとめ【23/11/17】
興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。
目次
フォルクスワーゲン、最大の中国市場でシェアが落ち込む
- フォルクスワーゲンは中国で2012年以来の最小の年間販売を記録する見込みで、中国は電気自動車(EV)への急速な移行を遂げている。
- トヨタもEVへの市場移行に苦戦し、2020年以来最悪の年間販売となる約180万台の販売が予想される。
- バーンスタインの調査によると、中国のEV購入者が検討するトップブランドはBYDで、次いでテスラ、ニオと続く。
- フォルクスワーゲンのID.7は、2023年秋にヨーロッパと中国で、2024年に北米で発売される予定。
- 中国の新エネルギー車市場は急速に成長しており、BYDは今年、中国で250万台の車を販売する見込み。
受注機数で Boeing が Airbus を引き離す
- 2023年ドバイ航空ショーで、ボーイングは295機の航空機の注文を獲得し、エアバスの86機を大きく上回った。
- エアバスは、A350ジェットのロールス・ロイス製エンジンのコストと性能に関する公に表明された懸念に直面している。
- ボーイングの注文には、エミレーツ航空からの90機の777ワイドボディジェットの大型注文が含まれる。
- ドバイ航空ショーでのワイドボディジェットの大きな割合は、2023年の国際旅行の急増を反映している。
- エアバスは、エアバルティックからの30機のA220-300の注文など、86機の注文を受けた。
米国の小売市場はインフレ鎮静化の兆し? – Walmart による予想
- ウォルマートの最高経営責任者(CEO)、ダグ・マクミロン氏は、米国で今後数カ月内にデフレ(物価下落)が発生する可能性があると指摘。
- 米国内での食料品と雑貨の価格は1年前より上昇しているが、その上昇ペースは鈍化しており、価格が反転する可能性もある。
- マクミロン氏によれば、消費者は近い将来、乾物食料品と消耗品で価格の下落を目にするかもしれない。
- 雑貨の価格はここ数週間、数カ月でやや強めに下がっている。
- このコメントは、米連邦準備制度の積極的な利上げにより米国のインフレが鈍化していることを示唆している。
高級品需要の減退がバーバリーの業績を直撃
- バーバリーの株価は、世界的な高級品消費の減速により9%下落し、通期の営業利益が予測の下限になると警告。
- 第二四半期の比較可能な店舗売上高の成長は、前四半期の18%から1%に減速し、特に中国での勢いが衰えた。
- CEOジョナサン・アカロイドは、新しい戦略的目標に向けて「良い進展」を遂げていると発言。
- バーバリーは、世界的な経済不安とインフレの高まりにより、高級品への需要が弱まっていると述べた。
- 米国では、比較可能な店舗売上が10%減少し、これがバーバリーにとって特に問題となっている。
対中国の半導体規制の影響で、アリババの事業戦略は見直しを余儀なくされる
- 中国のアリババグループが、110億ドル規模のクラウド事業の分離・上場計画を驚くべき方針転換で中止。
- 米国の半導体対中輸出規制強化に伴い、アリババは6分割する計画を再考し、食料品事業の新規株式公開(IPO)も中断する。
- アリババの米国預託証券(ADR)は発表を受けて9.1%下落し、17日の香港市場で株価が一時10%超下落。
- 蔡崇信(Joseph Tsai)会長は「AI主導の世界でビジネスを展開するには投資が必要」と述べ、状況の変化を説明。
- アリババのクラウド事業は市場シェアが低下し、元CEOの張勇(Daniel Zhang)氏がクラウド事業会長兼CEOを辞任したことも影響している可能性がある。