気になるニュースまとめ【23/12/20】

興味を引いた最近のニュースを要約してまとめています。

テスラの運転手は事故率が高い?

  • テスラのドライバーは事故率が最も高い: レンディングツリーの研究によると、2022年11月中旬から2023年11月中旬までの間に、テスラのドライバーは米国内で1000人あたり24件の事故を記録し、最悪の事故率を示した。
  • BMWドライバーは飲酒運転が最も多い: 同研究で、BMWドライバーは年間1000人あたり約3件の飲酒運転を行っており、これは2番目に悪いランのドライバーより約2倍の率であることが分かった。
  • 事故、飲酒運転、速度違反などによる保険料の上昇: 事故や飲酒運転、速度違反などの違反は、ドライバーの保険料を高める要因となる。
  • テスラの自動運転技術に関する懸念: テスラの自動運転支援システム「Autopilot」に関し、米国国家道路交通安全局は安全上の欠陥があると指摘し、事故リスクの増加を懸念している。
  • テスラによる自動運転技術の安全性についての主張と実際の問題: イーロン・マスクはテスラの自動運転技術を安全と主張しているが、第三者によるデータ評価が許可されておらず、実際の安全性に疑問が残る。

紅海で分断される海上輸送網

  • 紅海からの貨物輸送の変更: 2022年10月のイスラエル-ハマス戦争の開始以来、紅海でのフーシ派による15回以上の攻撃を受けて、船会社は船のルートを変更し、約350億ドル以上の貨物が紅海から回避されている。
  • 国際タスクフォースの設立: アメリカ国防長官ロイド・オースティンは、これらの安全問題に対処するための国際タスクフォースの設立を発表した。
  • 運送業者の対応: 運送業者は、アフリカを迂回するルートを選択し、スエズ運河を通過せずに運航しており、これにより貨物の遅延や経路変更が発生している。
  • 米国内での影響: 米国の船荷主には遅延が発生する可能性があることが説明されており、パナマ運河経由で東海岸に到達する代替ルートが検討されている。
  • グローバルサプライチェーンへの影響: この事態はグローバルサプライチェーンにおける脆弱性を浮き彫りにしており、運送コストの上昇や運送スケジュールの再調整が必要となる可能性がある。

米国のホリデーシーズン商戦開始

  • 早期のホリデーショッピングの開始: マッキンゼー&カンパニーの報告によると、2023年のホリデーシーズンは例年より早く始まり、10月またはそれ以前に始めた消費者が50%、11月が40%に上った。
  • 「ガール・マス」の登場: TikTokのトレンド「ガール・マス」は、消費者が支出を合理化する方法を示しており、特に女性ショッパーが購入を正当化するための精神的な行動を伴う。
  • 若い親たちの消費増加: 女性と若い親は今年のホリデーシーズンにより多くの支出が予想され、家族との休日を過ごすことが費用増加につながる可能性がある。
  • 柔軟な支払い方法の増加: 「Buy Now, Pay Later (BNPL)」サービスが人気を博しており、2023年11月には83億ドルの取引があったとアドビアナリティクスは報告している。
  • クレジットカードの利用とBNPLサービスの利用: フォーブスアドバイザーの調査によると、52.3%のアメリカ人がホリデーショッピングにクレジットカードを使用し、BNPLサービスも支出を分割して支払う柔軟な方法として人気を集めている。

トランプ前大統領の再出馬を阻止する判決

  • コロラド州最高裁判所の判決: 2024年の大統領選挙に共和党候補として名乗りを上げるトランプ前大統領に対し、コロラド州の最高裁判所は彼が州の予備選投票に参加する資格がないと判断した。
  • 2021年1月6日の事件への関与: この判断は、トランプ氏が2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃を扇動したとされ、再選を目指す権利を失ったことに基づいている。
  • 米国憲法修正14条3項に基づく: この裁判は、反乱者の公職禁止を定める米国憲法修正14条3項に関するもので、トランプ氏の大統領選出馬阻止につながる裁判としては初めての事例である。
  • トランプ陣営の上訴意向: トランプ陣営は、この判断に対し連邦最高裁に上訴する意向を表明し、コロラド州裁判所の判断の効力を阻止するために作業を進めている。
  • 民主党指導者への非難: トランプ陣営は声明で、民主党指導者がトランプ氏の支持率上昇にパラノイア状態に陥り、バイデン政権の失敗による来年11月の選挙での敗北を阻止しようとしていると非難している。

日本でHV車のシェアが初めて既存車を上回る

  • ハイブリッド車(HV)の日本市場での台頭: 2023年には、日本の国内乗用車販売において、ハイブリッド車がガソリン車とディーゼル車の合計シェアを初めて上回る見込みで、2024年には初めてシェアの50%を超える方向にある。
  • プリウスの影響と日本市場の特徴: トヨタ自動車が1997年に発売した世界初の量産HV「プリウス」からの長い道のりを経て、日本の大手自動車メーカーはバッテリー式電気自動車(BEV)への完全な電動化には消極的で、バッテリーのみのモデルの展開は最近になってから約束された。
  • 充電インフラと価格の問題: 輸入された電気自動車(EV)の価格の高さや限られた充電インフラ、航続距離への不安がEVへの乗り換えを妨げ、プリウスなどのHVが手ごろな価格で使い勝手が良いため好まれている。
  • 販売シェアの変化: 2022年の新車販売シェアでは、ガソリン車が51%、HVが43%、ディーゼル車が4%、BEVは2%と出遅れているが、今後HVのシェアは拡大し続けると予想されている。
  • 2030年の見通し: 2030年までには販売される3台のうち2台がHVになると予想され、BEVのシェアも2桁に上昇する見込みである。

米国の家計資産の中心を占める高齢者世帯

  • 高齢者の米家計資産への大きな貢献: 米国の70歳以上の人々が、新型コロナウイルスのパンデミック期に米家計資産全体に占める割合が大きく伸び、2019年末以降で純資産を14兆ドル(約2000兆円)余り積み増した。
  • 米家計資産シェアの急拡大: この世代は全人口の11%を占めるものの、米家計資産の30%を保有し、第3四半期には過去最高に達した。
  • 高齢化と住宅・株価の上昇が影響: 70歳以上の人口は19年から約230万人増加し、この世代が住宅や株式、ミューチュアルファンドを所有していることが資産増加の大きな要因となった。
  • 退職後も労働市場に残る傾向: 70歳を超えると退職することが多いが、65歳以上の労働力人口の割合が増加しており、1980年代半ばの約2倍の10%になっている。
  • 40~70歳の家計資産シェアの縮小: 通常収入がピークに達する40~70歳の世代は、家計資産のシェアが19年より縮小していることも、米連邦準備制度のデータから明らかになっている。

訪日観光客の買い物の変化

  • 土産物の傾向の変化: 新型コロナウイルス禍前後で、訪日客による土産物の種類が変わり、化粧品や医薬品の人気が衰える一方で、民芸品や宝飾品の売れ行きが好調になっている。
  • 欧米客の増加と商品の多様化: 中国人観光客に偏っていたコロナ禍前に比べ、欧米などからの観光客が増えており、これが人気商品の変化に影響を与えている。
  • 免税売上高の増加と外国人旅行者の興味: 東京の「伝統工芸 青山スクエア」などの店舗では免税売上高が約20%増加し、メキシコやブラジルなどからの旅行者が増えている。
  • インバウンド消費額の低さと潜在的な成長: 日本のインバウンド消費単価は他のアジア太平洋諸国に比べて低く、観光業界ではサービスの向上や体験型消費の提供により消費単価の引き上げが可能と見られている。
  • 人手不足とサービスの質の重要性: 観光業界では人手不足が続いており、今後数年は顧客数の増加よりもサービスの質の向上が重要だとの意見がある。

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