気になるニュースまとめ【24/02/26】
eVTOL が商業利用される日
- シンガポールエアショーでは、eVTOL(電動垂直離着陸機)を含む電動航空輸送車両が展示され、これらが今後10年以内に都市交通を革命化すると予測されています。
- ヒュンダイモーターグループ傘下のSupernal、ボーイング支援のWisk、エンブラエル傘下のEve Air Mobilityなどの企業が、エアタクシー、貨物輸送、緊急対応輸送などの用途でeVTOLの商業化を目指しています。
- Eve Air Mobilityはエアタクシーのプロトタイプをテスト中で、2026年までにサービスを開始する計画です。一方、Supernalは2028年の市場参入を目指し、パイロット1名と乗客4名を搭乗させるS-A2 eVTOLプロトタイプを公開しました。
- Wiskは、日本航空との提携のもと、自動運転飛行機の開発に注力し、2032年オリンピックに先立ち、オーストラリアのブリスベンや日本および他のアジア市場でのeVTOL運用を探求しています。
- アメリカでの規制および安全認証を出発点と見なし、アジア太平洋地域での拡大も目指しており、支援的な規制当局と広範なeVTOL運用の可能性がある地域として注目されています。
アルミ資源大手 Alcoa が Alumina を買収検討
- AlcoaはAlumina Limitedを全株式取引で買収する合意を発表し、世界最大のボーキサイトおよびアルミナ生産者としての地位を強化することを目指しています。
- この取引により、Alumina Limitedの株主は、より多様化したポートフォリオを持つより強力で資本化された企業の上昇ポテンシャルから恩恵を受けることができます。
- AlcoaはAlumina Limited発行済み株式の最大19.9%を取得する計画であり、取引後の合併会社においてAlumina Limitedの株主は31.25%を所有することになります。
- この買収は、AWAC合弁事業のAlcoaの所有権を統合し、ガバナンスを簡素化し、運用の柔軟性と戦略的選択肢を増加させることを目指しています。
- AlcoaとAlumina Limitedは、取引の完全な詳細を詳述するスキーム実施契約を近いうちに発表する位置にあるとし、両社の株主にとって長期的かつ大きな価値創造が期待されています。
別の視点から
- 米国最大のアルミニウム生産会社アルコアは、オーストラリアの同業アルミナを全額株式交換で22億ドル(約3310億円)で買収する提案を行い、独占交渉に入ることに合意しました。
- アルコアは、アルミナの株式1株につきアルコアの株式0.02854株を交換する条件を提示し、これは2月23日の株価に基づく13.1%のプレミアムを表しています。
- アルミナの取締役会は、さらなる議論の後に最終合意に達した場合、この提案を支持する意向を示しました。また、アルコアはアルミナの筆頭株主であるアラン・グレイ・オーストラリアからアルミナの株式19.9%を買収することにも合意しました。
- アルミナは、アルコアとの合弁事業であるアルコア・ワールド・アルミナ・アンド・ケミカルズ(AWAC)の約40%の株式を保有しており、これは世界最大のアルミ生産会社の一つです。
- 独占交渉の発表を受けて、アルミナの株価はシドニーの株式市場で一時9.3%上昇し、2月26日午前9時時点で7.1%高で取引されています。