発行済み株式数に関して勘違いしていた話【初心者間違い】
最近気づいた発行済み株式数に関して勘違いしていた事に関する記事です。
発行済み株式数とは
発行済み株式数とは、企業の業績から求められる EPS (1株当たりの純利益) や BPS (1株当たりの自己資本) を求める際に用いる数字となります。
この数字については、例えば決算短信で言えば 2頁目の中頃に以下の画像のような感じで表記されています。(画像は例として挙げた株式会社ヤクルトの 2021年度期末決算から引用)
画像にある通り、①期末発行済み株式数、②期末自己株式数、③期中平均株式数の3種類が表記されていますね。
勘違いしていた事
さて、初心者あるある(?)の恥ずかしい勘違いですが、私は EPS (1株当たりの純利益) や BPS (1株当たりの自己資本) の算出に用いる発行済み株式数を①期末発行済み株式数で行うものと勘違いしていました😇
本当は、自己株式数を除いた③期中平均株式数を用いるのが正解なんですね。
よく考えれば、EPS や BPS は PER や PBR といった評価指標とセットで用いるものであり、PER や PBR は株式市場に出回る普通株式につけられた値段(株価)に関する指標なので、EPS と BPS を算出する際には市場に出回っていない株式(自己株式)は除外するのが当然という訳です。
まとめ
以上、今回は恥ずかしながら勘違いしていた発行済み株式数について自分の備忘のために書きました。
発行済み株式数に何を用いるかによって、EPS や BPS を用いた株価の評価や時価総額の計算が誤ってしまうことになるので注意したいですね😣
他にも勘違いしている事が無いのか心配ですが、いずれにしても日々勉強して、自分の考えに誤りが無いのか常に疑うくらいのマインドでいるのが肝要だと身に染みました。
それでは、また~👋