【振り返り】2022年の運用リターンの振り返り
2022年ももう終わりなので、総括として今年のリターンを振り返ってみます。(昨年のリターン総括はこちら)
厳密には今年の相場はまだもう少し開いていますが、年末年始は予定があるため早めに総括です。
2022年の運用リターンを S&P500指数と比較
比較方法は昨年と同様に、Vanguard ETF の VOO (S&P500指数に連動する ETF) を比較対象として、月次の配当込みトータルリターン比較をしてみました。
リターンの計算は以下で算出。
①月次の配当込みトータルリターン [%] = (当月末時点の資産評価額 – 当月中の投資増減額 + 税引後の配当金 + 税引後の実現損益)÷(先月末時点の資産評価額 + 先月中の投資増減額)- 1
②為替は資産評価額の記録時点を基準とする
その結果をグラフにしたものが以下。
月次リターンの幾何平均値、算術平均値、標準偏差は以下。
幾何平均値 | 算術平均値 | 標準偏差 | |
---|---|---|---|
なっさんPF | – 0.06% | + 0.06% | ±4.44% |
VOO (円換算ベース) | – 0.52% | – 0.34% | ±6.03% |
今年は世界的に金融緩和が終了し、逆に引き締めに向かった影響を大きく受けた1年だったと思います。
S&P500指数は年初から約2割下落した一方、日本は先進国で唯一金融緩和を継続した関係から日本円は一時150円台まで下落。
日本から米国へ投資している人にとってはプラスにもマイナスにもならない状況でしたが、12月末に突如日銀が緩和の終了と解釈できる振る舞いをし、急激に円安修正へ動いたことでようやく日本円ベースでも株価下落の影響が出てくる形となりました。
次に、年間を通しての配当込みトータルリターンの比較をしてみます。VOO は年初に一括投資パターンと毎月定額積立パターンの2種類。
年間通してのトータルリターンの計算式は以下。
①年間の配当込みトータルリターン [%] = (年末時点の資産評価額 + 税引後の配当金総額 + 税引後の実現損益総額)÷(年始時点の資産評価額 + 年間の投資増減額)- 1
②為替は資産評価額の記録時点を基準とする
年初来トータルリターン | |
---|---|
なっさんPF | – 0.71% |
VOO (一括投資, 円換算ベース) | – 6.04% |
VOO (毎月積立, 円換算ベース) | – 4.00% |
S&P500指数だけに投資する場合と比べると、損失を抑えることには成功したと言えそうです。
米国株投資の場合、円ドルの為替動向に左右される側面が大きいですが、円安が修正される流れが続けば来年はもう少し下がる可能性はありそうです。(その場合、米国株投資の妙味が増すことになるので、長期的に考えればむしろ歓迎ですが)
総資産額の推移
総資産額の推移は以下。今年は投資リターンはありませんでしたが、毎月着実に積立投資をした分だけ、着実に元本分は積み上げる事ができました。
何年先か分かりませんが、いずれ来る上昇相場を期待して、今後も着実に元本分を積み上げていきたいところですね。