【振り返り】2023年の運用リターンの振り返り
新年あけましておめでとうございます。
2024年が始まりました。今年最初の記事は2023年でのリターン総括です。(2022年のリターン総括はこちら)
2023年の運用リターンを S&P500指数と比較
昨年と同様に、Vanguard ETF の VOO (S&P500指数に連動する ETF) を比較対象として、月次の配当込みトータルリターン比較をしてみました。
リターンの計算は以下で算出。
①月次の配当込みトータルリターン [%] = (当月末時点の資産評価額 – 当月中の投資増減額 + 税引後の配当金 + 税引後の実現損益)÷(先月末時点の資産評価額 + 先月中の投資増減額)- 1
②為替は資産評価額の記録時点を基準とする
その結果をグラフにしたものが以下。
月次リターンの幾何平均値、算術平均値、標準偏差は以下。
幾何平均値 | 算術平均値 | 標準偏差 | |
---|---|---|---|
なっさんPF | + 1.71% | + 1.74% | ±2.53% |
VOO (円換算ベース) | + 2.43% | + 2.47% | ±2.98% |
2023年は、世界的な金融市場は利上げと利下げのどちらの方向性へ向かうかでどっちつかずな方向性にあったなかで、比較的安定的にリターンが出た年になりました。
日本円はいったん150円を超えるほどの円安になりながらも、年末にかけて再び円高方向になり、このまま135~145円くらいをいったり来たりしそうな雰囲気を感じています。
コロナショックから投資を始めて今でも継続出来ている人にとっては、株高と円安効果で資産が順調に増えているのを実感できているのではないでしょうか。
次に、年間を通しての配当込みトータルリターンの比較をしてみます。VOO は年初に一括投資パターンと毎月定額積立パターンの2種類。
年間通してのトータルリターンの計算式は以下。
①年間の配当込みトータルリターン [%] = (年末時点の資産評価額 + 税引後の配当金総額 + 税引後の実現損益総額)÷(年始時点の資産評価額 + 年間の投資増減額)- 1
②為替は資産評価額の記録時点を基準とする
年初来トータルリターン | |
---|---|
なっさんPF | + 19.55% |
VOO (一括投資, 円換算ベース) | + 33.24% |
VOO (毎月積立, 円換算ベース) | + 12.89% |
S&P500指数と比較して、年初一括投資に比べると劣りますが、毎月積み立てのみをしていた場合よりはリターンを生み出せていたようです。
一般的に個人投資家がどうこうして株式投資で儲けることは難しいと言われていますが、多少なりとも自分が介入する事でリターンを増やせているので、御の字といったところでしょうか。
(株式投資は自分にとって趣味の側面もあるので、飽きもせず個別銘柄の投資に取り組んでいますが、普通は銘柄調査に費やす時間があったら副業に費やしたほうが生産的だと思います。)
総資産額の推移
総資産額の推移は以下。今年は年末にかけて金融資産総額が 2,000万円を突破。今後もこの調子で継続していきたいところです。
2024年は日銀がいよいよマイナス金利状態を解除する予測が立てられています。
日本もいよいよ金利のある世界へ戻り、円高方面へ進むのか。また、企業が負う金利や民間の不動産の変動ローンの金利も上昇していくのか、日本にとって色々変わり目の年になりそうなので注目していきたいところです。