株価が下落して落ち着かない時の対処法【自己流】

ま~いにち、ま~いにち、僕らは鉄板(株式市場)の、上で焼かれて嫌になっちゃうよ~♪…という心の声が多方から聞こえてきそうな年明けの株式市場ですね😅

「自分は長期投資だから目先の相場なんて関係無いね」とポーズを決め込んでみても、連日ニュースで米国市場も日本市場も株価下落!なんて報道され続けると、どうしても弱気になってきてしまうのが人情というもの。

しかも私のように日本株と米国株の両方に投資していると、意識的に情報を遮断しない限りは日中は日本株の下落情報、就寝前と寝起きに米国株の下落情報が流れてきてメンタルに大変よろしくありません。

そこで今回は、完全に自己流ですが株式市場が荒れてきた時の対処法(メンタルコントロール含む)について書いてみますので、何かの参考になれば幸いです。

自己流対処法(メンタルコントロール含む)

何か問題に直面した際の対処法として、古代ローマ人は「Divide and Conquer ! (分割して征服せよ!)」と言い、昔の偉大な哲学者は「困難は分割せよ」と言いました。

私もその考えに則り、時折直面する困難(株価下落)に対しては、以下のように順番に対処する事にしています。

①まずは、深呼吸

まず第一に、深呼吸をしましょう

それも並の深呼吸ではなく、目を閉じて背筋を思いっきり伸ばして、腹の底にこれでもかと空気を詰め込むつもりで深く深く息を吸い、限界まで息を止め、ゆっくりと腹の底から空気を吐き出していきます。

ここ数年はコロナ禍で常時マスクを着けているため呼吸が浅くなりがちですが、人間は不思議と深く呼吸をする事で精神が落ち着き頭もスッキリするように設計されているらしいので、ここぞとばかりに思いっきり深呼吸をしてみましょう。

幸いな事に深呼吸はいくらやっても基本プレイ無料なので、気の済むまで何度繰り返してもOKです。

②いったん株式市場の事は忘れてみる

①をやって気分が持ち直してきたのを感じたら、いったん株式市場の事は忘れて別の事をしてみましょう

平日ならば本を読んだり、趣味に普段より多く時間を割いたり、副業に精を出すのも良いですね。SNS (特に Twitter) をしばらく覗かないのも精神安定に良い効果があります。

休日ならば、外の天気が良ければ散歩に出てみるのがオススメです。

何かの用事ついででも良いですし、特に目的も持たずに本当にただブラブラしたりするだけでも、心が軽くなり気持ちが上向くのを感じると思います。

ここで気持ちを上向かせておく事で、次の③④で現実に向き合う際に冷静な判断が下しやすくなります。

③投資を始めた目的を思い返す

②までこなして精神に余裕が出てきた所で、そろそろ現実に向き合う段階に移ります。

目の前の株価下落を直視するのは苦痛を伴いますが、そもそも自分はなんで投資を始めたのか、その目的を良く思い返してみる必要があります。

私の場合は、米国株式市場へのインデックス投資は10年20年と継続していく資産形成に最適と判断したからこそ、株価変動のリスクを抑える事が出来るドルコスト平均法で毎月積立を始めました。

最近の株価下落が、10年20年後の資産形成状況に甚大な影響を与えるものなのか? 10年20年後の世界における投資先の立ち位置は落ちぶれているのか?

インデックス投資を始めた際の上記の前提に変わりが無い事を確認したのなら、目先の株価の動きにはあまり囚われる必要は無いという事を改めて思い出せますね。

④(個別株については) その企業に投資している理由を改めて考える

インデックス投資だけでなく個別株にも投資をしている場合は、その企業に投資している理由を思い返してみます。

その企業に投資し始めた理由は色々あると思います。将来的に大きく業績が成長しそうだから? 競合が真似しにくく高収益のビジネスモデルを構築しているから? 業績と財務状態が安定していて配当性向も高いから?…

上記のような自分が思い描いていた前提にもし変更が生じたと判断したら、残念ですが株価の下落を受け入れて損切りを検討しましょう。損切りは辛いですが、塩漬けしてしまうとその分の資金が活用できなくなりもったいないため、損切りした方がマシです。(損失を確定申告すれば将来利益を出した際の節税策にも使える)

逆に、まだ自分が思い描いている前提が崩れていないと判断したなら、株価下落して安く買えるようになったと考えて、追加投資や買い直しを検討してみるのも手ですね。

いずれにしても、個別株投資は市場全体に投資するインデックス投資よりもシビアな世界なので、判断基準は厳しめに設定して、悲観的に見ておくくらいで丁度良いと個人的には考えています。

⑤自分にあった余剰資金の割合を見直す

③④までこなす事ができたなら、もう目先の株価下落の精神的ダメージは立ち消え、現実的に対処も出来たと思います。

しかし、株式市場というものは魔窟であるため、株価はいつ再び牙を向いて襲い掛かってくるのか予測不可能です。

そこで、この機会に自分が投資に回しても良いと考えている余剰資金の割合を見直してみる事をオススメします。

もし株式市場が気になって就寝前や寝起き直後にドキドキしながらスマホで株価をチェックしてしまう…という状態なら、それはもしかしたらリスクの取り過ぎかもしれません。

巷では「貯金だけではダメ!これからは投資が必要!」とか「貯金は価値がどんどん下がっていくから投資に回しなさい!」という風潮があるので有り金全部を投資につぎ込んでしまう人もいそうですが、本来、人には人それぞれのリスク許容度というものがあります。

もし株価の上下で日夜ドキドキしてしまうような状態ならば、自分の精神の安寧のために投資に回す資金を減らした方が賢明です。少しづつ調整しながら、気長に自分のリスク許容度を探っていきましょう。

(もしも余力があるなら…)

ここまで書いておいてなんですが、私のような “持たざる者" にとっての一時的な株価下落は、普段は高値安定の優良企業の株式を安い価格で買えるチャンスとなる場合があります。

このような場合は、当然ながら余剰資金がある程たくさん買えるようになるため、余剰資金の管理はその意味でも重要となりますね。

株式市場とは程良い距離感のお付き合いを

以上、完全に自己流ですが、自分なりの株価下落時の対処法について書いてみました。

投資は確かに大切ですが、投資にのめり込みすぎて自分の精神や生活を犠牲にしてしまうと本末転倒な結果を招いてしまうため、株式市場とは程良い距離感のオトナのお付き合いが出来るようにしていきたいですね😚

それでは、また~👋

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