一般サラリーマンでも投資はやったほうが良いのか

2020年8月26日

今回は、なぜ一般的なサラリーマンでも投資をした方が良いのかという問いについて自分なりの考えを書いてみます。

結論から言うと、今後金銭面で苦労しない生活を維持する為には、以下の2つの理由から一般的なサラリーマンでも投資はやった方が良いと私は考えています。

理由①:銀行の預金金利が安すぎるため

以下リンクは日本が発行する10年物の国債利回りを1989年から2020年までの約30年間近くの推移をグラフにしたものですが、見てわかる通り日本の国債利回りはここ30年近く下がり続けており、2016年からはついに0%を下回りマイナス側に突き抜けてしまっています。

リンクURL:日本10年物国債利回り(米国セントルイス連邦準備銀行データベース)

国債の利回りの変化が、投資をしていない一般のサラリーマンに何の関係があるんだ?と思う方もいるかもしれません。

私を含め、サラリーマンは給与やボーナスを民間銀行に振り込んで預金してもらっているのが普通だと思います。

預金をしていると金利がいくらかついて年間の節目によって利息が振り込まれますが、現在では定期預金であっても0.1%を超えていればかなり高い方で、これでも例えば100万円預けていても年間で1,000円しか増えない事を意味しています。(うっかり休日にATMで引き落としでもしようものなら、手数料ですぐに無くなってしまう金額ですね😱)

ではなぜ銀行の金利がこれほどまでに安いのか、という所については世の中の経済市況や金融市場の動向を説明する必要がありますが、私なりの大雑把な理解としては;

日本は行政の運営に不足している資金を国債を発行する事でまかなう状態が普通になっており、これらの国債の多くを私達が預金している民間銀行が買い支える事で成り立っている状態が何年も続いています。

しかし先の添付のグラフのように国債の金利が下がっている状態が長年続くと、民間銀行も国債から得られる利息を当てにできなくなり経営が圧迫されてきて、また日本自体の今後の経済成長もあまり期待できないために資金の貸し出し先が乏しく、結果として預金を預けている人(=私のような一般人)に払う利息を減らさざるを得ない状況になってきているのだと理解しています。

この低金利の状況は今後も続くようで、今のところ改善していく見通しは薄いため、銀行の預金利息に頼った資産形成だけでは不十分だと私は考えます。

理由②:物価は今後も上がり続ける?

以下リンクは1960年から2020年までの60年間の日本の消費者物価指数をグラフに表したものです。(2015年を基準値=100とする)

リンクURL:日本の消費者物価指数 (米国セントルイス連邦準備銀行データベース)

消費者物価指数とはざっくり説明すると世の中に売られているあらゆる商品の値段がどう変わったかを表しているもので、グラフを見ると1975年からバブル崩壊の1991年までは勢いよく上がり、それ以降は2012年に向かって一旦下がったものの、それ以降から2020年まで緩やかに右肩上がり(=インフレ)となっていて、基本的には物価が上がり続けている事が分かります。

今後も将来的に物価が上がり続けるかどうかは私には分かりませんが、今後も物価上昇を続けるのであれば銀行の預金金利でもらえる利息だけでは物価上昇に対して不足しており、実質的に銀行預金の価値が減り続けて家計はジリ貧状態になってしまうためです。

結論:投資はやった方が良い

以上の理由から、今後お金の価値が減り続けるジリ貧状態を回避するためだけでも、銀行預金に預けて眠らせておくだけでは不十分で、貯めてるお金自身にも少しでも増えてもらう努力をしてもらう事(=投資)が必要と私は考えます。

もちろん、「俺/私はそれ以上に仕事で稼いで給料も上がり続けるから関係ないぜ!💪」という強者は投資なんてする必要はないかもしれません。

しかし、私を含めた一般サラリーマンは、今後給与が上がり続けるどころか下がり続けるのが全体的な世の中の流れと思いますので、投資をやっていきたいけど不安のある方の参考になるような情報発信が出来たらと思います。

今後は私が実践している投資方法などを紹介していきます。

それではまた〜

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